クルーズ船で、入管(入国管理局)のミスが、また発生!増え続ける外国人に対応できていない模様!
入管がメチャクチャ忙しいのは知っているが、それでも、キチンと対応してほしい。
以下、全ての記事の赤字・太字は管理人による。
https://www.sankei.com/west/news/180815/wst1808150011-n1.html
2018.8.15 07:25
上陸拒否対象の中国人、入管ミスで入国 昨年7月クルーズ船で大阪港寄港、行方不明に
上陸拒否対象の中国人の男が昨年7月、大阪港に寄港した上海発のクルーズ船から入国していたことが15日、関係者への取材で分かった。大阪入国管理局の職員が入国審査で使った「要注意人物リスト」に氏名があったが、乗船名簿との照合作業の際に見落としていた。男は出港までに船に戻らず失踪し、捜査当局が入管難民法違反の疑いで行方を追っている。
同法は犯罪歴や強制退去歴などを上陸拒否の理由に定めている。異例のミスで、大阪入管は取材に「基本事項の確認をしていなかったことが原因。複数人による作業を徹底するよう注意喚起している」と答えた。拒否理由については「個人情報保護の観点から非公表」としている。
複数の関係者や大阪入管の開示文書によると、入管の担当職員は入港前、船側から提供を受けた乗船名簿と要注意人物リストを照合。男と氏名、国籍、生年月日などが一致する人物がいたにもかかわらず、気付かなかった。職員は「同時に他の業務や電話対応も随時行っており、その都度チェック作業を中断する状況にあった」などと説明している。
男は船の到着後、入国審査場で別の職員の対面審査を受け、訪日査証(ビザ)取得や顔写真撮影を省略する簡易な手続きで上陸が認められる「船舶観光上陸許可」を得た。指紋は採取されたが、入管のデータベースに該当しなかった。
船は約10時間停泊し、次の寄港地の横浜港に向かった。客室から不審物は見つからなかった。男と一緒にクルーズ船ツアーに参加していたとみられる同行者は「彼は友達の友達。日本での行き先や関係者は分からない」と説明したという。
クルーズ船は、問題が多い。
何度も指摘されている。
それなのに、いまだに人間による目視に頼っているとは、何事であろうか。
電子化によるチェックを早急に整えなければならない。
入管(法務省入国管理局)も、「入国管理庁」に格上げの方針なのであるから、急ピッチで体制を整えてほしい。
このブログの過去記事。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
☆☆☆
ちなみに、入管の「不祥事」の過去記事も紹介。
下の方の記事に、忙しさのあまり、在留資格認定証明書を不正交付してしまった入管職員のことが書かれている。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
それから、「お人よし日本」に、ありがちな失態。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
それから、約2年前の記事も紹介。
https://www.sankei.com/west/news/161110/wst1611100104-n1.html
2016.11.10 21:18
失態…関空で指名手配犯がすり抜け出国 職員ミスか、情報検知も身柄確保できず
関西国際空港で9月下旬、警察が指名手配していた外国人の男が、審査をすり抜けて海外へ出国したことが10日、大阪入国管理局への取材で分かった。出国審査でパソコン画面に警告が表示されていたにも関わらず、職員による人為的ミスで出国させてしまった可能性が高いという。
同局関西空港支局によると、通常、指名手配された容疑者の情報は、出国審査ブースで旅券を機械で読み取るなどした際に、自動的に検知される仕組み。検知された場合は別室に身柄を移し、警察に通報するようになっている。
しかし今回は、自動検知された後、別室で対応した職員が確認方法を誤り、出国させた可能性があるという。ミスの具体的な内容について同局は「調査中で答えられない。故意に見逃したり、強引に立ち去ったりということではない」としている。
内部調査で発覚したという。同支局では今月2日から、別室での確認作業をこれまでの1人から、2人でするよう変更した。同支局の丸岡敬審査監理官は「起きてしまったことは誠に遺憾。チェック体制を強化し再発防止に努める」としている。
これも、根源的には、入管の「人員不足」が原因だろうか。
☆☆☆
いずれにせよ、「日本国政府」や「日本人」は、いい加減に、目を覚ましてほしい。
不良外国人を受け入れるには、あらゆるコストが発生(税金の増加、犯罪の増加など)するのだ。
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久保/一郎
1955(昭和30)年2月、北海道生まれ。1978(昭和53)年4月、横浜入国者収容所に入国警備官、警守として採用される。その後、2002(平成14)年3月退職まで、東京入国管理局などに勤務。現在、行政書士事務所等のコンサルタントとして入管事務相談に従事する。また、リトルリーグ北関東連盟審判委員、リトルシニアリーグ北関東支部付審判員として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
坂中/英徳
1945年5月、朝鮮・清州市生まれ。70年3月慶応義塾大学大学院修了、同年4月法務省入省。75年に同省入国管理局論文募集で「今後の出入国管理行政のあり方について」が優秀作となり、その後在日韓国・朝鮮人の法的地位の安定を唱えた「坂中論文」と呼ばれる政策提言を法制化し実現していく。同局入国在留課長、名古屋入国管理局長などを経て、現職。05年3月31日付で、退職予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)