結局、蓮舫さんの二重国籍問題って・・・
簡単にまとめると、次のとおりだと思う。
(1) 蓮舫さんは、一般人と異なり、国政に関して責任を有する国会議員(過去に大臣まで経験)であるにもかかわらず
(2) 外交問題等に直結する可能性がある自分の国籍について、重大な問題であるとの認識を持たず(持てず)
(3) 解消が可能な二重国籍状態を、約30年もの間、そのまま放置し(故意に隠していたか、過失により気づいていなかったかは不明であるが)
(4) 疑惑が生じたときに、説明が二転三転するとともに
(5) いつまで経っても、キチンと経緯を説明できていない(のに、自分ではできていると思っている)
ところである。
特に、現在は、「野党第一党の党首にまでなっている人物」であるにもかかわらず・・・である。
蓮舫さんは、国籍法等の違反もあるだろうが、結局は、政治家としての道義的責任が、一番大きいと思う。
国籍事務に関係している管理人が、国籍法を軽んじるような発言をするのもなんだが・・・。
国籍法上、問題となる可能性がある点については、前の記事で紹介したが、簡単におさらいしておくと、次のとおり。
蓮舫さんは、国籍法14条1項の「義務」違反か、同法16条1項の「努力義務」違反の、どちらかがあったのは確実である。
ただし、先日、台湾籍の離脱が完了したそうなので、現時点で、国籍法の違反はなくなった。
もし、国籍法14条1項の「義務」違反だった場合は、同法15条の「催告」により、日本国籍の喪失の恐れがあったが、台湾籍を離脱した現在では、それもなくなった。
したがって、30年間近く、いずれかの違反があった点を、どう評価するのかという問題になる。
果たして、蓮舫さんは、各方面からの追及に耐えることができるのか・・・。
正直、難しいだろうと思われる。