橋下さん VS 国際政治学者・三浦さん(テレビ朝日「橋下×羽鳥の番組」から)
10月17日のテレビ朝日「橋下×羽鳥の番組」から。
一番上の「慰安婦制度は必要だった」発言から。
過去の橋下さんの発言。
これについて、ブロガーの山本さんと、国際政治学者の三浦さんが、追及する。
橋下さんと、ちょっとやり取りがあって、山本さんから。
橋下さん「批判されてたけど、それは・・・」
確かに、一理ある(笑)
橋下さんから。
地方の政治家なのに、国政の話はいかがなものか、という山本さんに対し、橋下さんの発言。
当時、橋下さんは、国政政党の代表だったとのこと。
慰安婦制度は、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、韓国も使っており、日本だけではないとのこと。
また、手足を切って鍋に入れたりとか、とんでもないデマが、飛びかっているとのこと。
人身売買や強制連行などの証拠はない、とのこと。
政府の閣議決定がされている。
確かに、政府見解は知っていた方がいいと思うので、リンクを貼る。いつも以上に、踏み込んだ発言をした時のもの。
ここで、三浦さんが割って入る。
三浦さんは、南洋諸島での慰安婦を、特に問題視しているようだ。
「売春」という形が、成立していなかった事例がある、とのこと。
ただ、なんで、一部の事を、全部のように言っているのか、分からない。
こればっかり、執拗に攻める。
日本人を含む、北東アジアの慰安婦の労働環境は、それほど悪くない、とも言っている。
以下、橋下さんの発言。
「政治学者が、みんな勘違いしているのは、論理をきちんと理解していない」とのこと。
そして「いままでの慰安婦問題の発言をする人は、慰安婦を正当化していた」とのこと。
続けて「僕が言っていたのは、悪いことなんだと」
ここで、次のテロップが出る。
アメリカのノルマンディー上陸作戦の時の、フランス人女性に対するレイプ。
ベトナム戦争の時の、韓国軍の慰安所。朝鮮戦争の時も作っていた。
みんな、悪いことをしていたと。
日本ばかりをスケープゴードにするのは、間違い。みんなで反省すべき、というのが橋下さんの意見。
でた、三浦さんのこの顔。
だいたい、相手をバカにしている。
高慢な女のイヤラシイ顔だ(ちょっと、言いすぎか・・・。)。
ところで、三浦さんから「あの慰安婦問題というのは、政治学者のほとんどの、いわゆるマトモな中道を行く人が、避けて通る論点なんですね。そこに全速力で、その南洋に対する、特にスゴイ深い知識とかが無く、突っ込んでいった橋下さんの背中を見ながら、私は、あ~突っ込んで行ったと思いながら見ていたんですよ」との発言。
この発言は、ツッコミどころ満載だ。
まず、何で、この論点を避けるんだ。政治学者は、バカなのか?
それに、何で、南洋だけを特別視するのか。全体の中の一部じゃないの?意味が分からない。
「あ~突っ込んで行った」って、政治家として、国際的にデマが広まっているのなら、発言するのが当たり前だ。政治学者は、やっぱりバカなのか?
橋下さんの発言。
相当、勉強しているとのこと。
だいたい、橋下さんが勉強していないと決めつける、三浦さんの傲慢さ(笑)
橋下さんが問題にしているのは 、国際的に広がっているデマ。
クマラスワミ報告書には、手足を切って、とか、鍋に入れて、とかが記載されている。
三浦さんの発言。
なんで、一部分である南洋にこだわるのか。
結局、全体としてみれば、慰安婦制度は、単なる売春制度にしかすぎない。
一部分のヒドイところを取り上げて、それを全体のことのように言うのは、なぜだ?日本を貶めたいのだろうか?
橋下さんの発言。
三浦さん「どういう文献じゃなくて、普通に・・・」
管理人としては、え・・・文献ないの?ビックリ!という感じ。
想像でしゃべってたのか?
橋下さん「世界各国と比べて、日本は特異なことをやってたんですか?」
三浦さん「特異だったのは、戦争が特異だったんです。(管理人注:この後、日本が、なかなか降伏しなかったことを、しばらく話す。)」
ん?なんか、ごまかし始めたのか、慰安婦の話ではなくなった?何を言ってるんだ?(笑)
まあ、続いて、橋下さんの発言。
橋下さん「じゃあ、連合軍がやらなかったの?」
三浦さん「連合軍は、もうちょっとマシなね、労働環境だったんです。」
橋下さん「あ、全然違う。」
橋下さん、あきれて、この顔(笑)
橋下さんは、この問題を、例に挙げる。
本はこちら。
兵士とセックス――第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?
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町中のあちこちで、アメリカ兵が、フランス人女性をレイプしているので、外に出れば、いつもその様子が、目に入ってきたらしい・・・。
リンクを貼った記事の表現を借りると、「セックスをしている男女を見かけずに街を歩くことは不可能なほど」らしい。
そして、それが、日常の光景だったらしい・・・。
ちょっと、脱線すると、アメリカ兵と言えば、太平洋戦争後、日本人女性も、売春婦に貶められた。
パンパンを御存じだろうか?
一時期、確か40万人くらい、いたらしい。
こういう例は、いくらでもある。
ソ連兵は、レイプばかりだ。
第二次世界大戦中、ベルリンが陥落した後しばらくは、ソ連兵のレイプ祭りだったようだ。
一説には、約200万人のドイツ人女性、しかも幼児から老婆までが、何度も何度もレイプされたらしい。
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この本の映画について。
また今度記事にするが、日本人女性も、満州や朝鮮で、レイプ被害にあっている。
奥底の悲しみ ~戦後70年、引揚げ者の記憶~ | KRY山口放送
ベトナム戦争の際の、韓国軍のレイプ犯罪
他にも山のようにある・・・。
話を戻して、とりあえず、ここで、羽鳥さんがストップをかける。
こんなオチで、このコーナーは終了。
橋下さんに、ちょっと言いたいのは、今の価値観で、過去のことを見ると、あまり良くない。
昔は、セクハラとか、パワハラなんて概念自体がなかったし、学校の先生も、昔は、平気で生徒をたたいていた。しかし、いまはすぐに体罰だ!となる。
なので、当時の価値観まで、丁寧に調べる必要があると思う。
※ 10/20 産経新聞で、慰安婦関連記事が掲載されたので、紹介する。
韓国にも、まともなことを言う人は、いるようだ。意外(笑)
http://www.sankei.com/premium/news/161020/prm1610200004-n1.html
※ 11/1 橋下さんと三浦さんのバトルは、この番組の後も、ツイッター上で続いていたようだ(笑)。記事はこちら。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp