アメリカは、そもそも人種差別が激しい国。ハリウッド映画は、単なるプロパガンダである。
これくらい、あの国ではよくある話。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161119-00000066-jij-n_ame
トランプ派がイスラム教徒登録論=「日本人で前例」発言に批判
時事通信 11/19(土) 15:19配信
【ロサンゼルス時事】トランプ次期米大統領の有力支持者が、米国による第2次大戦中の日系人強制収容を引き合いに、テロ対策としてイスラム系移民の登録制度の必要性を主張し、批判が高まっている。
米海軍特殊部隊の元兵士で、トランプ氏の政治資金団体幹部のカール・ヒグビー氏は16日、FOXニュースの番組で、イスラム系移民の登録制度は法的にも導入可能だと指摘。「第2次大戦中に日本人に対しても行った。前例がある」と語った。
この発言には、米国のイスラム教徒だけでなく、日系人らも反発。映画「スタートレック」で知られる日系人俳優ジョージ・タケイ氏は、18日付の米紙ワシントン・ポストに寄稿し、「仲間を人種や宗教で分断することで、社会に安全がもたらされたことは過去にない」と批判した。タケイ氏は幼少期に強制収容された。
日系のマーク・タカノ下院議員(民主党)は声明を出し、「(ヒグビー氏の)発言は、多くの米国人がトランプ政権に持つ最大の不安を裏付けている」と指摘。トランプ氏に対し、ヒグビー氏の発言を非難するよう求めた。
※ 赤字・太字は、管理人による。
う~ん、登録すると、まずい・・・か?
まず、自国において、「外国人」を登録することは、当たり前の制度だ。
日本にだって、そういう制度はある。
http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/
以前は、外国人登録制度といって、住民票とは別の「外国人登録原票」という書類等に、必要な情報が記録されていた。
今は、制度が変わって(平成24年7月から)、これまで、外国人に「住民票」は作成されなかったが、作成することとされ、作成された住民票の中に、基本的な情報が、記載されることになっている。
そして、「どこまで」登録するか、というのも問題になるだろう。
「宗教を記録する」というのは、「内心まで表明しなければいけない」ことになるので、現在の日本の憲法的感覚から考えると、ちょっと厳しい気がする。
ただ、公安組織のような所が、国家の安全のために、要注意人物等としてマーク(登録)するのは、別だろう。
まあ、最後は「その国の考え方次第」という他ない。
ただ、何らかの登録と、強制収容を結びつけると、さすがにマズイだろう。
今回の記事は、ここら辺を、ゴチャ混ぜにした批判かな、と思う。
いずれにせよ、アメリカは、混乱に陥りそうな雰囲気がある。
ちょっと、話は飛ぶが、太平洋戦争中の日系人の強制収容について。
確か、10万人くらいの日系人が、強制収容されたはず(アメリカ国籍を持っていたとしても)。
そして、財産を全て失った人もいたはず。
ヒドイ話だ。
もともと、アメリカは、人種差別が激しい国だ。
ハリウッド映画しか見ていないと、「自由と正義の国」と思うかもしれないが、あれは、単なるプロパガンダだ。
まあ、管理人の同僚は、いい年して、アメリカは「自由と正義の国」だと信じているが・・・(笑)
外国人には気をつけた方がいい、という過去記事。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
そもそも、アメリカは、ヨーロッパに馴染めなかった連中が、アメリカ原住民(ネイティブ・アメリカン)をだましたり、お互い争わせたり、虐殺しながら、土地を強奪してできた国だ。
その後も、黒人等を奴隷にしていたし、第二次世界大戦後も、黒人等の有色人種を、完全に差別していた(トイレは別々など)国だ。
キング牧師は、多くの人が知っているだろう。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア - Wikipedia
そういった背景を、忘れてはいけない。
日系人の強制収容も、今さら、どうこう言わないが、忘れてはいけない。

やっぱり差別が好きなアメリカ人―「白人優位」主義が招く国家の崩壊
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