「ロヒンギャ」とは?日本にとって、第二の「インドシナ難民」になる可能性も。
ロヒンギャは、将来的に「日本が受け入れろ」という流れになる可能性がある。
過去に、インドシナ難民を受け入れたように。
そのため、注意して、ニュースを追いかけた方がいいと思う。
簡単に言うと、仏教国ミャンマーで、少数派のイスラム教民族「ロヒンギャ」が弾圧され、難民化しているという話。
なお、「ロヒンギャ」は、「ミャンマー西部ラカイン州」に住んでいる。
※ 以下、すべての記事の赤字・太字は、管理人による。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000040-san-asia
ロヒンギャ迫害悪化、ミャンマー政権に高まる批判 難民越境「数千人」
産経新聞 11/28(月) 7:55配信
【シンガポール=吉村英輝】ミャンマー西部ラカイン州で、国軍によるイスラム教徒少数民族ロヒンギャへの迫害が深刻化している。「人権弾圧」との国際社会の声に背を向けるミャンマー新政権の実質的トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相への批判も高まりつつある。
隣国バングラデシュにはロヒンギャの避難民が多数流入。バングラデシュ外務省は23日、ダッカのミャンマー大使に「数千人が越境し、さらに数千人が国境付近に集結している」として事態収拾を求めた。ラカイン州では10月、ロヒンギャとされる武装勢力が軍や警察の施設を襲撃し、兵士ら十数人が死亡した。ミャンマー政府は、パキスタンなどでテロ組織から軍事訓練を受けた男が数百人の集団を率いて襲撃を実行したとして掃討作戦を実施し、「構成員ら約70人を殺害した」としている。
国連は、この混乱でロヒンギャ3万人が家を追われ、ロヒンギャが集中するラカイン州北部への15万人分の医薬や食料支援が40日以上滞っていると批判。ロイター通信によると、パワー米国連大使は17日、安全保障理事会の非公開会議で「ミャンマー政府にこのまま任せるのは危険だ」とし、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の現地拠点開設を訴えた。スー・チー氏はこの会議の翌日、米国や欧州連合(EU)などの外交団を呼び、捏造(ねつぞう)された情報で「不当」な扱いを受けていると「怒り」を表明した。
ロヒンギャは、掃討作戦と称して国軍に家屋を焼き打ちされ、婦女暴行などの被害も受けていると訴えている。周辺諸国のミャンマー大使館前では25日、イスラム教徒が抗議デモを実施。マレーシア政府は25日、「民族浄化が疑われる事態を、あらゆる手段で是正すべきだ」とミャンマー政府に懸念を表明した。ラカイン州では人口増加を続けるロヒンギャに仏教徒の住民が危機感を抱き、2012年には双方が衝突して200人以上が死亡。昨年には弾圧を逃れて密航したロヒンギャ数千人が周辺国に漂着した。
スー・チー氏は9月、アナン前国連事務総長をロヒンギャ問題調査の特別諮問委員会委員長に据えたが、仏教徒団体などの反発で状況は改善していない。スー・チー氏としてはロヒンギャ問題が「政権発足から8カ月で最大の試練」(ロイター)となりそうだ。
別の記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000015-asahi-int
朝日新聞デジタル 11/28(月) 9:30配信
ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問が実質的に率いる新政権によるイスラム教徒ロヒンギャへの対応をめぐり、国際社会の非難が高まっている。周辺国ではミャンマー政府に対する抗議デモが起き、欧米からは新政権の対処能力を疑う声が漏れ始めた。
「ロヒンギャの虐殺者であるアウンサンスーチーに法の裁きを」。国民の約9割がイスラム教徒のインドネシア。首都ジャカルタのミャンマー大使館前で25日、スーチー氏を非難するポスターを掲げた学生ら200人近くが抗議した。
イスラム教が国教のマレーシアでも同日、ロヒンギャ難民を含む約500人が首都クアラルンプールのミャンマー大使館前などに集結。抗議デモはこの日、タイのバンコクやバングラデシュのダッカでもあった。
周辺国でミャンマーへの反発が広まる発端になったのは、ミャンマー西部ラカイン州のバングラデシュとの国境地帯で10月9日に始まったロヒンギャとみられる武装集団と治安部隊との戦闘だ。これまでに86人が死亡、ロヒンギャ住民を中心に約3万人が避難民になったとされ、一部がバングラデシュに逃れた。
朝日新聞社
意外かもしれないが、中東よりも、アジアの方が、イスラム教徒は多い。
イスラム教徒は、世界で約16億人いるが、半分以上はアジアにいる。
そのイスラム教徒を、アジアで迫害すると、なんというか、すごいことになりそう。
今の中東のような大混乱に陥らないよう、初動が大切と思われる。
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