移民・難民・外国人問題

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外国人観光客の多さに悲鳴を上げるバルセロナ!日本も適切な対策を!

 

観光客の数が増えればいい、というものではない。

 

ビザを緩和すると、不法滞在者が増えるし・・・。

 

※ 以下、全ての記事の赤字・太字は、管理人による。なお、記事中、元々太字だった部分は、アンダーラインで表示した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170325-00164660-toyo-bus_all

バルセロナが「観光客削減」に踏み切る事情
東洋経済オンライン 3/25(土) 9:00配信

 バルセロナはスペインで観光客が最も多い都市なのをご存じだろうか。1992年にバルセロナオリンピックが開催されたのを機に、バルセロナ市が主導して観光都市として発展するために必要なインフラ整備などを行った結果、スペイン随一の観光都市となった。バルセロナが観光都市として発展するのに建築家アントニオ・ガウディの存在は重要な要素となった。たとえば、彼の未完の大作である「サグラダファミリア」だけでも年間320万人もの観光客が訪れている。

 

 そのバルセロナ「観光客削減乗り出している。

 

 3月中旬にはアダ・コラウ市長が、「2020年に向けた観光都市計画」を発表。今後は、観光客の宿泊を目的としたマンションの固定資産税引き上げると同時に、こうしたマンションの新たな認可やめる考えを明らかにした。また、ベッド・アンド・ブレックファスト(B&B)への規制も強化し、年間貸し出せる部屋制限するという。バルセロナでは、2016年10月から1年間、歴史地区での新たな商業施設等の開設禁止しているほか、2017年1月末には市議会で2019年以降新たなホテルの建設禁止する法律が可決されている。

 

■人口の20倍近い観光客が訪問

 

 実際、バルセロナにはとてつもない数の観光客が訪れている。年間観光客数約3200万人と、同市の人口(160万人)約20倍にも上る。バルセロナで訪問者が必ず訪れるランブラ通りには1年間になんと延べ1億人が通行している。ある調査によると、そのうち21%が地元の住人で、残り79%は観光客。つまり、平日で、1日に20万人が通行しているというのだから、混雑を通り越している

 

 もう1つ、「異常事態」を示す数字がある。ポブレ・ノウ地区には、7万人が住んでいるのだが、この地区のホテルのベッド総数は2万にも上る。さらにグラシア地区では、観光客用に提供しているマンションが1万5000戸もあるという。

 

 観光客の急増には、地元の住民頭を悩ませている。市役所が市民約6000人を対象に「困っている問題」について尋ねたところ、「観光客の多さ」と答えた人の割合は約8%と、1位の「失業」(24.9%)に次いだ。一方、バルセロナを訪れる観光客の58%も「観光客が多すぎる」と考えているのだから、普通ではない状況だ。

 

 観光客が増えていることで、実際市民にどんな弊害が起きているのだろうか。1つは、「騒音問題」だ。多くのマンションを持つ市民が「ホテルより安く泊まれる」と銘打って民泊を始めたところ、品行の悪い外国人観光客の存在が目立つようになった。「朝までどんちゃん騒ぎが続き眠れない」「エレベーターの濫用で頻繁に故障するため、維持費がバカにならない」など、マンション住民たちは頭を抱えている。

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170325-00164660-toyo-bus_all&p=2

もう1つ市民を悩ませているのは

 

 また、こうした「宿泊用」マンションが増える中、一般市民向けのマンションが不足しており、賃貸料が上昇。2015年には、賃料を23%も引き上げるマンションもあったという。

 ※ 引用は、ここまで。

 

記事は、もう少し続きがあるが、同じ話の繰り返しと、カタルーニャ州の独立問題の話なので割愛。

 

結局、「何でもやり過ぎはダメ」だという話。

 

日本も、急激に外国人観光客を増やすのではなく、問題点を検討しながら、少しずつ増やしていくべきだろう。

 

そして、一定の段階で、ストップをかける。

 

問題が多く起きて、メリットより、デメリットの方が大きくなるからだ。

 

今は、数値目標ありきで、対応も、行き当たりばったりという感じ。

 

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」だろう。

 

〈アマゾンへのリンンク〉 

世界が憧れた日本人の生き方 日本を見初めた外国人36人の言葉 (ディスカヴァー携書)

世界が憧れた日本人の生き方 日本を見初めた外国人36人の言葉 (ディスカヴァー携書)

 

内容紹介
現代を豊かに生きる智慧は、かつての日本にこそ眠っている。

シーボルト、イザベラ・バード、アインシュタイン……
16世紀以降に日本を訪れた外国人たちの記録から、現代にも通用する「生き方のヒント」が見えてくる。

「何と多くの思いがけない親切に出会うことか! 」
「ほんものの平等精神が社会の隅々まで浸透している」
「私たちは何もかも幸福であった」

「私は、書き留めた言葉の数々からこうした日本の
素晴らしい原型が浮かび上がってくるのを目のあたりにすると同時に、
現代の日本がそこから少しばかり外れてしまっていることに思い当たりました。
そして、私たちが原点回帰することの必要性を、身にしみて感じるようになりました。

未知のものを模索するのは難しいでしょうが、もともと存在しているものに
もう一度目を向けるのは復習であり、温故知新です。
ありがたいことに、先人たちのお手本が外国人たちの訪日記録という形で現在でもしっかり残されています。
そして日本人は、先祖代々からの文化継承を得意とする民族です。
元来持っていた良さが完全に失われたわけではなく、戻る気にさえなれば戻れる環境があります。

いまほど、自国の伝統文化の素晴らしさに再度光をあてることがふさわしいときがあるでしょうか。」
(「はじめに」より)

●正誤表
・p.010 7行目
<誤>私は、ここに挙げる42名の外国人たちの記録から、
<正>私は、ここに挙げる36名の外国人たちの記録から、

●目次
第1章 シンプルさのなかに豊かさを見いだす
第2章 どんな相手も尊重する
第3章 いつもご機嫌である
第4章 教養を身につける
第5章 自然とともに生きる
第6章 必要な道徳心を備える
第7章 進んで相手をおもてなす
第8章 共存共栄に生きる
最終章 現代に生きる日本の美徳

 

出版社からのコメント
本書は、私たちの住む日本という国が、古代から膨大な時間をかけてじっくりと培われた、
本当の意味で人間らしく、健康的で平和で、かつ満ち足りた理想的な社会であったということを示すものです。

日本はいま、世界から大きく注目を集めています。
たとえば近年、様々な日本の文化が、続々と世界遺産に登録されています。
2013年には富士山が、2014年には富岡製糸場と周辺の絹産業遺跡、そして和食が登録され、つい最近は、日本の祭り「山・鉾・屋台」33件もが無形文化遺産に登録されることが発表されました。
そのなかでも特に興味深いのが、2010年に世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」です。
自然の山と海、そして人間のつくり出す日々の暮らし。
つまり、「土地と住民の生活スタイルそのもの」が、世界の宝として認定されたのです。
昨今、「エコロジー」だとか “Go Green"(環境に優しく)などと叫ばれ、自然を大切にしようという活動が西洋社会で盛んになっています。
しかし、そのようなスローガンが生まれる遥か以前から、里山には環境に優しい暮らしが存在し続けてきました。
人間をあらゆる被造物のなかでもっとも優れた存在と見る西洋の思考とは対照的に、動植物すべてが人間と同じ世界に同等に存在すると見る「共生感」が日本人には根本的に備わっていると見ることができるでしょう。
こうしたことが、一連の遺産登録によって世界中から評価されることになったのです。

そしてこれから先、日本に対する世界の関心はより一層高まっていくはずです。
2020年には、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。
そのとき、自然風土や食、伝統文化、物づくりなど、様々な角度から日本が世界の注目を浴びるのは間違いありません。
そこで私はこれを機に、日本人が自らのユニークな長所を見つめ直し、衰退していたものを復活させていくことで、日本という国を再び活性化させるとともに、世界全体が安定を取り戻すことに繋がるのではないかと考えています。
(「はじめに」より)