更に、池田さん(アゴラ)の勘違いを指摘する(その5)※一応、最後の予定
一応、最後に、この発言。
https://twitter.com/ikedanob/status/786161115411521536
「重国籍」の法文上の定義はないが、法務省の説明によれば「国籍選択を宣言していたら日本国籍」。この定義によると、木村氏や小野田氏は日本国籍(米国籍を離脱していない)だが、蓮舫は重国籍。どっちも違法だから「違法状態を隠して立候補した」という公選法違反はまぬがれない。
検討するのは、この部分
「重国籍」の法文上の定義はないが、法務省の説明によれば「国籍選択を宣言していたら日本国籍」
え~っと・・・これは、正直、聞いたことがない。
誰が言ったのか。
何か、文献等があれば、見せてほしい。
二重国籍だろうが、三重国籍だろうが、国籍法14条1項の「宣言」をしても、しなくても、日本国籍を持っていれば、「日本国籍がある」のは確定している。
基本的に、あいまいな状態、中途半端な状態、もやもやした状態、というのはない。
国籍は、あるか、ないかだ。
ただ、不明な場合(法律が錯綜して判断が難しい場合)というのはある。
日本国籍を取得したか不明、喪失したか不明、というような事例において、日本の国籍があるかどうかを「最終的に」判断するのは、日本政府(法務省民事局)である。
アメリカの国籍があるかどうかを「最終的に」判断するのは、アメリカ政府。
フィリピン国籍ならフィリピン政府・・・といった感じで、他の外国籍も同じ。
一応、指摘は以上。
見落としがあるかもしれないが、勘弁を。
もはや疲れた(笑)