性犯罪や殺人事件が激増!寛容と福祉の国スウェーデンも、ついに移民・難民にキレた!ドイツの二の舞か!
これまで紹介することのあまりなかったスウェーデンに関する記事。
さすがのスウェーデンも、移民・難民に、怒り心頭のようだ。
それにしても、気になるのは我が国・日本である。
どうも、議論が周回遅れというか、周りをキチンと見ていない気がするからだ。
最近、特に気になるのは、次の2点。
1 ヨーロッパでは、問題が多いとして、サマータイムを廃止しようとしている時に、導入を検討していること(ただし、これは森・元首相が騒いだだけかも)
2 ヨーロッパで、移民・難民が大問題になっているのに、外国人を大量に受け入れしようとしていること
それでは、8月の時点の記事と、9月の記事を紹介。
まず、8月。
以下、全ての記事の赤字・太字は管理人による。なお、元々太字だった部分は、アンダーラインで表示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33956530Y8A800C1FF8000/
欧州で「反移民」に勢い、スウェーデン極右政党人気
9月9日総選挙で第1党うかがう EUに新たな火種
ヨーロッパ
2018/8/8 17:51
【ブリュッセル=森本学】移民や難民の受け入れに寛容とされてきたスウェーデンで議会選挙が1カ月後に迫り、反移民を掲げる極右のスウェーデン民主党が第1党をうかがう勢いをみせている。欧州の国政選挙で極右政党が第1党になれば第2次大戦後で初めて。主要政党は極右との連立に否定的なため極右政権が誕生するハードルは高いが、2019年の欧州議会選挙を控え、移民排斥や反イスラムを掲げる政党がさらに勢いづく兆しが出てきた。
「反移民」で支持を広げる極右政党・スウェーデン民主党のオーケソン党首(2014年9月、ストックホルム)=ロイター
「スウェーデン・ショック」。9月9日に投開票の議会選(定数349議席)を巡って、欧州メディアでこんな言葉が広がり始めている。理由は世論調査での極右・民主党の躍進ぶりだ。
7月以降の世論調査では、20%超の支持率を安定的に確保し、スウェーデン議会で最多の113議席(3割超)を保有する与党の社民党と首位を争う。調査によっては、民主党が社民党を上回って第1党となるケースも出てきた。
現実になれば、社民党は1917年から約100年にわたって堅持してきた第1党の座を初めて失う。移民や難民の受け入れにも寛容な福祉の国というイメージが根強かったスウェーデンにとって歴史的な転換点となる。
ネオナチの系譜を受け継ぐ民主党は1988年に結成。反移民に加えて反EUをアピールし、EUからの離脱を問う国民投票も求める。2010年に初めてスウェーデン議会で議席を獲得。14年の議会選では12.9%の議席を獲得して第3党に躍り出て、主要政党の仲間入りを果たしていた。
民主党伸長の背景にあるのが難民・移民の受け入れ急増だ。スウェーデンはもともと難民受け入れに寛容で、欧州難民危機が発生した15年には中東などから約16万3000人の難民申請者が押し寄せた。人口約1000万のうち、外国出身者や両親がともに外国出身という人の比率は17年に約24%に達した。
「移民の大量流入が莫大なコストと社会のひずみをもたらしている」。民主党を率いる39歳のオーケソン党首は選挙向けの動画で訴える。難民や移民の受け入れや社会統合よりも、両親ともに自国生まれのスウェーデン人の社会保障や雇用確保に国の財源を充てるべきだなどと主張して支持を伸ばしてきた。
テロの脅威が極右伸長につながっている面もある。スウェーデンでは17年4月に、トラックが群衆に突っ込むテロ事件が発生。実行犯のウズベキスタン出身の男は難民申請が却下されて国外退去を命じられたが、姿をくらましていた過去が明らかになった。テロの原因を寛容な難民政策に結びつけて政権批判するのも民主党の手法だ。
与党・社民党を率いるロベーン首相も民主党の台頭を受け、難民申請基準や国境管理の厳格化へカジを切ってきた。それでも反移民を支持する勢いは止まらない。今回の選挙では、民主党から枝分かれし、難民・移民の母国への帰還を求める新党「スウェーデンのための選択肢(AfS)」も参戦する。
議会選で民主党が第1党の座を獲得しても、政権を担うのは容易ではない。他の主要政党は軒並み極右との連携に否定的なためだ。
それでも難民受け入れに積極的だったスウェーデンで、極右政党が第1党になれば、オーストリアやイタリアで連立政権の参加が相次ぐ欧州の極右・ポピュリズム政党をさらに勢いづける公算が大きい。19年5月に控える欧州議会選挙での反移民や反EUを掲げる勢力の台頭につながる可能性もある。
なんだか、既視感(デジャブ)がある(笑)
日本の左翼(パヨク)が尊敬してやまないドイツと、同じような状況になりつつあるのだ。
ドイツでは結局、婦女暴行(レイプ)やテロが、さんざん発生し、「ドイツ国民の態度」が豹変した。
※ 参考記事へのリンク。
ドイツの「集団性犯罪」被害届は100件超!それでもなぜメディアは沈黙し続けたのか?(川口 マーン 惠美) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
ベルリン「トラック突入」テロの衝撃!政治を揺さぶるクリスマス(川口 マーン 惠美) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
ドイツは、例のごとく、得意技「変わり身の早さ」を発揮して、移民・難民批判にカジを切っている。
過去記事。
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
「いろいろな問題が起きていた頃」の過去記事
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
imin-nanmin-gaikokujin.hatenablog.jp
☆☆☆
それでは、9月の記事。
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2018/09/post-47.php
「人道大国」がどんどん不機嫌になる理由 北欧スウェーデンでも極右政党が台頭
2018年09月06日(木)13時20分
スウェーデンのイェーテボリで街頭演説を行うスウェーデン民主党のオーケソン党首 Adam Ihse/REUTERS
[ロンドン発]寛容と福祉国家の国として知られる北欧のスウェーデンでも反移民・難民を叫ぶ極右政党が台頭している。9月9日に迫ってきた総選挙(定数349、比例制)で、ネオナチの起源を持つスウェーデン民主党が議会第1党をうかがう勢いを見せている。
ジミー・オーケソン党首(39)はTVや街頭演説で「スウェーデンに住む人はこの国の社会に適応する必要がある」と、移民規制の強化を繰り返し訴えている。同党が標的にするのはスウェーデンの価値に従わないイスラム系移民、難民、犯罪、社会自由主義、多文化主義である。
世論調査では与党の社会民主労働党が首位を走るが、8月30日のSetioと同月30日~9月1日のYouGovの調査でスウェーデン民主党(それぞれ24%と24.8%)が社会民主労働党(同22.1%、23.8%)を僅差で逆転して首位に立った。
ついこの間まで完全雇用、高福祉高負担の成功例としてもてはやされた「スウェーデン・モデル」は一体どうしてしまったのか。背景には移民や難民に対する嫌悪、排外主義が渦巻いている。
福祉大国に変わりはないが
スウェーデンの成長率は3.3%。失業率は6%。2015年時点の国民負担率は56.9%で、日本の42.6%(財政赤字を含めた潜在的な国民負担率は48.7%)より高い。所得格差を示すジニ係数(1に近づくほど格差が広がる)は13年の0.268から16年には0.282に上昇したものの、米国の0.39、英国の0.35に比べると随分、低い。
穏健党のカール・ビルト首相時代(1991~94年)に市場主義を導入したものの、スウェーデンはまだまだ世界に冠たる福祉国家だ。しかしその寛容の理念が逆に人を不機嫌に、そして不寛容にしてしまう。
同国の犯罪防止国民会議の調査では2016年に国民の15.6%が暴行や脅迫、性犯罪、強盗などの被害に遭っていた。前年の13.3%から上昇し、06年に統計がとられるようになってから最悪を記録。05~14年には平均0.9%だった性犯罪は2.4%に跳ね上がり、若い女性の14%が被害を訴えた。
移民2世、3世の若者がギャング団を結成し、銃を使った殺人が多発するようになり、1990年代は年4件だったのが昨年は10倍の約40件にまで膨れ上がった。銃撃事件は306件。今年8月には南西部ヨーテボリ郊外で100台以上の車が放火され、容疑者の1人がトルコで拘束された。
確か、池上彰さんは、移民や難民が来たからといって(不法移民だったか?)、犯罪率が上がるという証拠はないとかなんとか言って、高校生をやり込めていた記憶があるが・・・(笑)
この点について、検索したら、いくつかヒットしたので、とりあえず目についたもののリンクを貼っておく。
高校生「不法移民によって犯罪率上がる」→ 池上彰さんが全否定「不法移民の犯罪率は高くないというデータがある!」
池上さんも、立派なパヨクだろう。残念。いい所もあるのだが・・・。
いずれにせよ、池上さんの主張は、明らかに「事実誤認」だろう。
池上さんにつながりのある人は、性犯罪・殺人事件が激増したスウェーデンの事例を、教えてあげてほしい(笑)
続き。
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2018/09/post-47_2.php
昨年4月にはストックホルムで過激派組織IS(「イスラム国」)に参加するウズベキスタンの亡命申請者がトラックを暴走させ、5人を殺害、14人を負傷させた。イスラム過激派のテロが多発し、それに呼応するように極右のテロも起きる。もはやスウェーデンは「安全、安心」な国とは言えなくなった。
ネオナチを追放して「毒消し」
20世紀初め、スウェーデンの人口は510 万人で、外国生まれは3万6000 人弱。外国生まれの比率は0.7%に過ぎなかった。
第二次大戦中に他の北欧諸国やバルト三国を逃れた難民が流入し、高度成長期の50~60 年代に北欧諸国からの移民を受け入れた。その後はハンガリー動乱、旧ユーゴスラビア紛争やアフガニスタン・イラン戦争などのたび難民を積極的に受け入れ、「人道大国」と称賛された。
2017年に人口は1012万人まで増えたが、このうち外国生まれは188万人、移民二世は56万人。外国背景を持つ人口割合が24.1%に達している。これに15年の欧州難民危機でなだれ込んだ16万3000人の難民が加わり、スウェーデン社会はパニックにも似た不安にとらわれている。
スウェーデン民主党が結成されたのは1988年。党首はネオナチ活動歴があり、制服を着用した示威的な運動を展開。しかし95年以降、主張をオブラートに包むようになり、2005年、現在のオーケソン党首になってからネオナチ活動歴のあるメンバーを追放して党の「毒消し」に努めた。
10年の総選挙で「責任ある移民政策」「安心できる老後」「犯罪撲滅」の3本柱を掲げ、得票率5.7%で初の国政進出を果たす。14年の総選挙では得票率12.9%で49議席を獲得した。
スウェーデン民主党の論理は移民・難民悪玉論の一点張り。「犯罪が多発するのは移民のせい」「福祉予算が逼迫するのは移民が増えたから」「移民がスウェーデンの伝統と文化を崩壊させる」。スウェーデンの主権を薄める欧州連合(EU)からの離脱を唱えている。
難民危機当時、ドイツや英国と並ぶ難民の3大目的地だったスウェーデンもご多分にもれず、難民認定のふるいを厳しくして却下した申請者を不法移民とみなして強制送還している。極右政党の背後にはそれを支持する有権者がいる。
スウェーデンの人道主義は人の心に広がる不寛容に侵食され、朽ち果ててしまうのだろうか。最終章を書き込むのは人間なのだが、結末はまだ誰にも分からない。
ドイツもスウェーデンも、結局は同じ。
キレイごとだけでは、世の中が上手くいかないということが分かっただろう。
どうも人間というのは、キレイごとばかり言って、現実を見ないヤカラが多い。
共産主義も、壮大な社会実験の下、何千万人か何億人かの犠牲者(死亡者)を出して、ようやく「よくない」と気が付いた。
移民・難民も、壮大な社会実験の下、性犯罪・殺人事件(テロ)が激増して、ようやく「よくない」と気づき始めている(知っている人は知っているが・・・)。
日本も、日韓併合をした明治43年(1910年)以降、何百万人という朝鮮人が、出稼ぎや密入国で、日本に住み着いているが、上手くいっているとは言い難い。
なぜ、日本政府(安倍ちゃん)は、こういった事実を直視せず、また、外国人を大量に受け入れようとしているのか(まあ、経済界がウルサイからだろうが・・・)。
バカな野党も、モリカケなどではなく、ここを批判すれは、国民から一定の理解は得られるのに・・・(まあ、バカだから、気づかないだろう)。
〈アマゾンへのリンク〉
内容紹介
現代ドイツを切り口に「理想」と「自由」の関係までを考察した渾身の1冊。第二次世界大戦後の泥沼から理想を掲げて這い上がり、いまや世界最強国家の1つともいわれるようになったドイツ。しかし、じつはその実情はといえば、理想主義に足をとられてエネルギー・難民政策に失敗し、EUでもオーストリアのクルツ首相はじめ、「反ドイツ」の動きが止まらない……。
そして、盤石だと思われていたアンゲラ・メルケル政権は、2017年の総選挙で実質的には敗北を喫し、右派政党AfD(ドイツのための選択肢)が第三党へと躍り出た。あの「民主主義の優等生」が、いつの間にかこうした混乱に陥っていたことを、ご存じだろうか。
「理想のない政治はよくないが、政治が理想に支配されてしまうと、国家は破綻する」。ドイツ在住三十余年、その内実を現場から見つめつづけた川口氏は、そう語る。
ドイツがその理想を託すEUは、このまま空中分解してしまうのか? 日本で報じられないドイツメディアの日本・中国評から、「自由」と「規制」の関係までを深く考察した、どうしてもいま日本人に伝えたい「理想」「自由」「国家」の本質。
〈内容例〉
「言論の自由を守る」とされたSNS規制法案/ドイツの歴史は真っ二つに分断されている/なぜドイツはEUを絶対に手放さないのか/無名のメルケルを大抜擢したコール首相/ドイツと中国との絆が深まった歴史的な理由/中国市場に標的を絞ったドイツ車メーカー/突然、中国批判に転じたドイツメディアの真意/中国の「一帯一路」はドイツまでつながっている/「脱原発合意」を二度ひっくり返したメルケル/このまま行けば消費者の電気代は天井知らずに/鶴の一声で反故にされたシェンゲン協定/彗星のように現れたオーストリアの貴公子・クルツ/マクロンは「メルケルお母ちゃん」の手には乗らない/反AfDの立場を隠さなかったテレビキャスター/連立交渉の破綻を恐れて妥協案に逃げたメルケル/なぜFDP党首は絶望し、交渉を切り上げたのか/まもなく、メルケルの時代が終わろうとしている/規制法施行後、民衆扇動罪で起訴されたAfD議員/民主主義を守るための言論統制は正しいのか ……ほか